ある一定の大きな音を瞬間的に聞いたり、大音量の環境の中に長時間いた場合に起こるもので、急性音響性聴器障害とも言われます。たとえばダイナマイトの爆発、運動会でのピストルの号砲、ロックコンサート、パチンコ店、イベント会場でのスピーカー直前での過大音響などが原因としてあげられます。
ロックコンサート会場から出て、しばらく耳がボーっとしたり、耳鳴りのような感じになるという経験をした人は多いでしょう。大音響や騒音を聞くと、一時的に聴力が悪化しますが、たいていは一晩休めば回復します。しかし、それが回復せずにそのまま持続すると、ある特定の音域が聞こえにくい難聴が発生します。さらに過労やストレス、飲酒などが誘因となって内耳障害が加わると、より高度な難聴に進行することもあります。
治療は突発性難聴と同じように、ステロイド座などの投与が行われます。比較的治りやすい難聴なのですが、内耳障害が加わったものは治りにくいことも多く、入院加療が必要となります。異常を感じたら、早急に治療を受けることが大切です。
誰でも経験するような原因で起こる難聴なので、日常生活で気をつけていれば予防できます。過労や睡眠不足、体調不良の時は、ロックコンサートに行くのはやめた方がよいでしょう。コンサート中に、耳鳴りや耳閉感など耳に異変を感じたら、すぐに退出しましょう。
ヘッドホンは、地下鉄など騒音の多い中では聞かないようにしましょう。疲労などで体調の悪い時は、ボリュームを下げて聞きましょう。また、ヘッドホンをつけたまま寝ないようにしましょう。
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