突発性難聴は、厚生労働省の2001年の調査では、全国で年間約35,000人の人が治療を受けており、人口100万人に対し275人の割合で発症しています。特に40歳代から60歳代の働き盛りに起こりやすい病気ですが、10代の子どもや、70歳代の高齢者の発症例もあります。また発症率に男女差はないようです。
突発性難聴にかかりやすい人の特徴として、食生活については何らかの相関がみられたという報告は今のところないようです。発症した人の中で、野菜の摂取が少ない人が多いという情報もありますが、医学的に証明はされていません。
ただ野菜の摂取が少ないと、生活習慣病などにかかりやすく、血液循環が悪くなることから、内耳血管の循環障害によって難聴にかかりやすくなることは考えられますので、健康維持の観点から見ても、野菜を多く摂取するように心がけた方がよいでしょう。
飲酒や喫煙については、今のところその関連は無いとされています。しかし、過度の飲酒や喫煙は健康を害するので、突発性難聴にかかってしまった場合は、これらを控える必要があると言われています。こうしたことから、現在のところ、どのような人が突発性難聴にかかりやすいのかは、まだよくわかっていないのが現状です。また現在のところ、突発性難聴は遺伝しないと考えられています。
ただし、遺伝子の異常によって引き起こされる遺伝性難聴というものは存在します。遺伝性難聴の場合は、両耳で発生することが多く、片耳だけの場合の突発性難聴とは区別されますので、精密な聴力検査を受けることが必要です。
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