突発性難聴の治療では、病院での治療と並行して、または病院での治療が終わったのに後遺症が残ってしまった場合に、鍼灸治療を受けている人もいるようです。
鍼灸治療では、内耳の循環障害により突発性難聴が起こるという「内耳循環障害説」の考え方に基づき、首などの筋肉のコリをほぐし、血流をよくすることで内耳の末梢神経の機能回復をはかる処置がとられることが多いようです。手法は鍼灸師によってさまざまですが、耳や首周辺のツボへの置鍼、副腎皮質刺激ホルモン(ステロイドホルモン)の分泌を高める腰のツボへの置鍼、筋肉疲労やストレス軽減のための指圧マッサージなどが行われます。
耳鳴りや耳閉感などの後遺症が通常の西洋医学では改善せず「これ以上の回復は望めない」と診断された場合でも、その後の鍼灸治療でかなり回復したというケースもあるようです。また、精神的なストレスが原因と見られる難聴の方が、鍼灸で回復する率が高いようです。
ただし、あくまでも突発性難聴の治療は、早期発見により適切な投薬治療を受けることが第一です。鍼灸治療を受ける場合は、耳鼻科への通院と並行して、あるいは治療が終了して、もうこれ以上回復しないと診断された時に行うようにしましょう。素人判断は危険です。
また鍼灸治療に馴染みのない場合、個々の鍼灸師の技術の差異や、治療に際して相性の合う合わないということもあります。口コミなどで、できるだけ鍼灸師の情報を集めて通院した方が安心できるでしょう。
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