突発性難聴は、早期発見・早期治療が重要とされています。それでも、治療により必ず治るというわけではありません。現在のところ原因不明の病気であるため、すべての患者に適切な治療を行えるとは限らないからです。
統計によると、適切な治療を行っても難聴が完治するのはおよそ3分の1、あと3分の1は症状が改善するけれども聞きとりにくい・耳鳴りなどの後遺症が残る、残りの3分の1は改善しないと言われています。
どのような場合に改善しにくいかというと、まず発症後10日以内に治療を開始しなかった場合です。これは突発性難聴の治療には早期発見が重要であるという所以です。他にも高音部が聞こえにくいなど高度な難聴になってしまった場合、周囲がぐるぐる回って見えるほど強いめまいを伴っている場合、高齢者が発症した場合、糖尿病や高血圧などの内科の持病がある場合などが改善しづらい傾向があります。
しかしこれらも、原因不明であるためはっきりした理由はわかりません。 また治療を始めてから1ヶ月を過ぎても聴力に変化が見られない場合は、治る可能性は非常に低くなります。
なお、突発性難聴は内耳の血液循環不全からくる機能低下による病気なので、手術など外科治療による聴力改善は望めません。現在のところは、あくまでも薬物投与治療が中心になるのが現状です。完治率を上げるためにも、とにかく聞こえ方に異常が出たら、早急に耳鼻科を受診するのが治療の第一であることを覚えておきましょう。
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