突発性難聴という病気を知っていますか?文字通り、突然、耳が聞こえにくくなる病気で、有名アーティストが症状を告白したことで、この病名を知った人も多いのではないでしょうか。
たとえば「朝、起きたら耳が聞こえにくくなっていた」など、難聴になった瞬間を語ることができるほど突然に、何の前触れもなく発症します。厚生労働省による2001年の調査では、全国で年間約3万5000人が治療を受けているそうです。
突発性難聴の原因は不明で、寝不足やストレスによる疲れ、風邪が引き金となった内耳のウイルス感染や、内耳の血流障害など、さまざまな要因があげられていますが、まだよくわかっていません。一般的には50代から60代の人に多いようですが、小児や10代でも発症することもあり、幅広い年齢層で発症しています。また飲酒や喫煙も関連性は薄いとされています。いわば、誰にでも起こり得る病気だと言えます。
症状としては耳のつまった感じや聞こえにくさの他に、耳鳴りや、強いめまいや吐き気を伴うこともあります。このため、最初は症状のよく似た他の耳の疾患と診断されることもあります。ほとんどの場合、片耳だけに発症しますが、まれに両耳が聞こえにくくなることもあります。
このような症状が出た場合は、すぐに耳鼻科に行きましょう。治療はステロイド剤を中心とした投薬治療や、血液中の酸素量を増幅させる高圧酸素療法などが行われます。聞こえにくさの程度は人によってさまざまですが、一般的には、発症から一週間以内に治療を受ければほぼ完治します。
治療が遅れれば遅れるほど完治率は下がり、難聴が残ってしまったり、全く治らないこともあるので、早期発見・治療が大切です。また再発する事はほとんど無いとされています。 耳が聞こえにくいということは、日常生活に大変な不便をきたします。難聴に対する正しい知識を身につけておきましょう。
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